高トルク用インサートナット/SSOIナット;第一工業株式会社:ネジ

高トルク用インサートナットSCREW








	tel:053-443-6611

SSOIナット/高トルク用インサートナット


空回りや抜けを防ぎ、樹脂部品を破損から守る強いインサートナット

SSOIナットは、軸部分を特殊な八角形形状に成形することで、耐トルク性能と抜け強度を向上。
「回りにくさ」と「抜けにくさ」を達成した同時成型用
インサートナットです。

Octa Lobular(オクタロビュラ(R)形状)は、第一工業が開発した「回りにくい」特殊八角形形状です。
従来の四角・ローレット形状に比べ、約２倍のトルク強度があります。
高トルクで締付けても樹脂の破損を防ぎます。

【規格サイズ】
・M4、M5、M6、M8
【使用用途（例）】
・エアークリーナー
・インテークマニホールド
・エンジンカバー
・エアフィルター部品
・その他樹脂インサート等

【特長】
■　高トルクで締付けても、空回り・供回りしにくい特殊形状で、樹脂部品の破損を防止
■　樹脂成型時に使用するよう設計され、優れた引張り(抜け)強度を持つ
■　トルク強度・抜け強度の検証実験あり(下記)
■　車載部品としての採用実績あり　（樹脂例：PP（ポリプロピレン））
■　非貫通タイプと貫通タイプの2種類あり

【開発の経緯】

樹脂(プラスチック)用インサートナットには、従来ローレットが使用され、高いトルクでボルト
を締付けた時に、インサートしたナットが樹脂を変形させ、空回り・空転（供回り）する問題が
起きていました。
お客様からの「高トルクに対応でき、樹脂成型後に圧入して使用できるインサートナット
（アウトサートナット）を開発してほしい」という強いご要望を受けて、高トルクかつ引張強度
（抜け強度）にも対応できるインサートナット（SSOIナット）を開発しました。

【インサートナットとは】
インサートナットは、樹脂(プラスチック)などの軟質素材に挿入し、接合部(ジョイント)の締結力を高める「締結部品」です。
樹脂(プラスチック)は金属に比べて強度が低く、素材同士で締結すると座屈して、接合部が外れてしまいます。そこで金属製インサートナットを挿入(埋め込み)することで、ねじ締結が可能になり、接合部の締結力を強化できます。
埋め込む方法は、金型枠にナットをセットし、樹脂を流し込んで同時成型します。

インサートナットは種類やサイズが豊富で、使用用途に合わせて選択できます。
インサートナットについてもっと知りたい方は、こちらからご覧ください。

上記の抜け荷重試験は、こちらの保有設備により、実施しています。