第一工業株式会社はネジ・学校家具・自動車部品を専門とする静岡県浜松市の製造メーカーです。（スマートフォンサイトはこちら）

製品の製造工程において、CO2排出量削減など環境負荷削減が重視されています。弊社ではバウシンガー効果を抑制する成型プロセス技術を開発し、市場投入しました。
この特殊な成型プロセス技術により、熱処理を施すことなく機械的性質を備えたボルトの製造が可能になりました。
熱処理工程をなくすことにより、CO2排出量削減による環境負荷削減はもちろんですが、製造時間の短縮とコスト削減も実現しました。

バウシンガー効果とは
金属に塑性加工を施すと、その度合いが増すにつれ加工効果が得られ、もとの金属よりも降伏点が高くなります。その加工硬化させた方向への負荷には強いですが、反対方向への負荷に対する降伏点が低くなり、より低い応力で塑性変形が起こりやすくなります。この現象をバウシンガー効果といいます。