会社を知る
ネジ、学校家具、自動車部品の3つの事業を柱とし、
各事業を成長の牽引役とすることで安定した経営を実現しています。
当社を支える〝3つの柱〟
第一工業を力強く成長させる推進力となっているのは、それぞれの専門性を強みとして、切磋琢磨する3つの事業です。
戦後間もない1946年。焼け落ちた工場跡地で当社の創業者が1本のネジを拾い、ネジ類の販売を思い立ったことから当社は始まりました。変化の激しい時代にあって、業界の異なる3事業がもたらす柔軟性を強みとし、多様なニーズにしなやかに応えています。
当社の原点であるネジ製品は現在、主要自動車メーカーをはじめとした大手企業だけでなく、幅広い業界で多くの企業に採用されています。お客様からの多種多様なご要望に応えるために、当社は塑性加工や締結設計などの研究を深め、その成果を反映させたオリジナル製品を開発しています。また、圧造、切削、転造、溶接と様々な技術を使ってネジを製造できる専門性も当社の強みです。
SSデスク・チェアとして知られる当社の机・イスは、学校で学ぶ多くの児童・生徒や多くの教育関係者に親しまれ、全国トップクラスのシェアを誇ります。当社は製品デザインから設計・製造までを一貫生産体制で手掛ける柔軟性を活かし、多様化する教育に合わせた製品を生み出しています。
大転換期を迎えた自動車業界にあっても、車体の骨格には高強度な金属材料が変わらず使われ続けるため、優れたプレス・溶接技術は、これからも必要とされます。当社は難加工を可能にする設備の導入と、職人から職人への技術の伝承によって、優れた製造技術を確立。その技術を基に、お客様へ新たな可能性を提案できる集団を目指しています。
会社を知る第一工業の強み
第一工業では3事業が社全体の成長を牽引し、安定経営を支える柱となっています。
3つの異なる得意分野を持つことで、時代の変化に対応できる柔軟性を備えています。それぞれの工場で保有する生産能力や技術力を水平展開することによって、品質・機能・生産性を向上させる相乗効果を発揮しています。
自動車部品はもちろんのこと、当社のネジ製品をお使いいただいているお客様の多くは、主要自動車メーカーやそのサプライヤー企業です。CASE（コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化）に代表される大変革期を迎えている自動車業界においても、当社の製品であるネジや自動車の車体フレームなどの部品は変わらず必要です。当社では、製品の機能/性能を高めて、更なる需要の取り込みに取り組んでいます。また、学校家具のお客様は官公庁や教育施設の占める割合が高く、需要が安定しています。近年ではITを活用した教育の推進に伴い、新たな学校家具のニーズが生まれています。さらに、長年にわたって浜松に事業所を構え、築き上げてきた協力企業ネットワークも当社の大きな強みです。
会社を知る第一工業の雰囲気
新入社員から社歴の長い熟練者や管理職まで、立場を越えてフラットなコミュニケーションを取れる雰囲気が第一工業にはあります。
当社は新卒者を毎年採用しており、若手社員の周囲には年齢が近い先輩・後輩が多く、互いに助け合い励まし合って向上する姿が見られます。労働環境の快適さや経営の安定性などから離職率が低く、勤続年数が長い社員が多いこともあり、幅広い年齢層の社員が活躍しています。
また、時間外勤務の削減を会社全体で推進しており、仕事とプライベートの両立が可能となっています。スポーツなどの趣味によって心身をリフレッシュさせ、仕事に向き合う英気を養った社員たちが、職場の快活な空気をつくり出しています。
会社を知る第一工業の「これから」
第一工業は3つの事業がもたらす安定経営をベースに、時代の変化に柔軟かつスピード感を持って対応していきます。
3事業のうち、ネジ製品、自動車部品の2事業に大きな影響をもたらすのが自動車の電動化です。EV（電気自動車）の航続距離は重要課題ですが、これには軽量化が大きなカギを握っています。軽量化に伴い採用が進む樹脂製品専用ネジ製品の充実や、自動車部品の難加工への挑戦と更なる品質向上など、お客様の求めるニーズを超えるモノづくりに挑戦していきます。
また、当社の家具が使われる教育現場でも、変化が起きています。授業にPCやタブレット端末が導入されたことによるデスク形状の変更など、新しい教育環境への対応が求められ、当社に新たな成長のチャンスをもたらしています。
