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社員インタビュー

社員インタビュー金型開発のすべてに関わる仕事。
生産現場の困りごと解決にも挑戦

自動車部品 / 生産技術職池谷 文孝

自動車部品の生産に欠かせない金型の初期検討から
量産開始後の修正までを担当しています。
蓄積した知識や経験を応用し、生産現場の困りごとを解決することもできる
やりがいの大きな仕事です。

デスクワーク作業風景作業風景

現在の仕事内容部品の形状確認から
金型メーカーとの調整、金型修正まで

私の仕事は金型手配と呼ばれています。
具体的には、自動車部品の量産に用いる金型をつくるため、部品データの初期検討や金型メーカーとの調整、トライ生産、そして金型の修正まで行っています。

最初に行うのは、お客様である自動車メーカーから部品のデータをいただき、その部品が金型を使って量産可能な形状かどうかを確認することです。ソフト解析も行い、成形に問題がないことをチェックします。形状に問題がある場合は、お客様に形状の変更をお願いすることもあります。その場合、自分で形状のデータを変更し、ご提案します。

デスクワーク

部品の形状に問題がなければ、金型メーカーとのやり取りに移ります。金型を使って生産する工程についても金型メーカーと相談し、金型の専門知識を活かしたアドバイスをもらい、問題点をつぶしていきます。

できあがった金型は、金型メーカーの工場でトライ生産を行い、さらに当社工場の量産機に取り付けて再びトライ生産をします。問題が発生すれば、量産が可能になるまでトライと修正を繰り返します。

すでに量産が行われている金型に不具合が生じた場合の対応も私たちの仕事です。金型を分解し、対策を考えて実際に試し、問題解決を図ります。

トライ生産トライ生産

完成者メーカーでゲスト業務

私はお客様である完成車メーカーで仕事をする「ゲスト業務」を2年間経験しました。
完成車メーカーでは、設計担当の技術者がつくった部品データについて、現在の私が行っているような初期検討を加える業務を担当しました。具体的には、部品データを基に金型のデータをつくり、ソフト解析によって加工に問題がないことを確認しました。

ゲスト業務

仕事の魅力「助かったよ」と喜ばれた金型改善

この仕事では、金型データの解析や金型修正の知識や経験を応用し、生産現場の問題解決に挑戦することもできます。
例えば、パイプに穴を開けるための金型に改良を加え、不良を解消したときには、生産現場の皆さんに喜んでもらえました。
その金型は、パイプをセットする際に作業者の手の感覚に頼る部分が大きく、正しくセットされないことが問題になっていました。

工場の広さ

そこで私は上司や先輩と相談し、金型にスイッチセンサーを設置する対策を考案。
パイプが正しくセットされなければ、センサーが反応せずプレスが起動しないように改良しました。この手法は、第一工業としては初めての試みでした。私はセンサーを金型に取り付けるための部品の手配や、取り付け作業などを担当しました。
改良の結果、製品の不良がなくなり、製造の担当者から「本当に困ってたから、助かったよ」と声をかけてもらえました。私は担当業務を無我夢中でこなしただけでしたが、改良を終えて報告書を作成する段階になって「これだけの作業をやりきったのか」と達成感を覚えました。

問題改善

就職活動アドバイス工場見学は自分と会社の相性を
確認できるチャンスです

私の出身大学からは何人かの先輩が第一工業に入社していましたので、私も社名は知っていました。しかし、事業内容に興味を持ったのは、大学で開かれた企業説明会がきっかけでした。

私が就職活動を行っていた当時から、自動車の電動化の流れは明らかでした。そのため、幅広い種類の自動車部品を製造している第一工業はEVの普及などが進んでも長く安心して勤められる会社として魅力を感じ、工場見学に参加しました。
見学は、大型プレス機や溶接ロボットを使った生産の様子や社員の働きぶりを自分の目で確認できるチャンスです。あくまで外部の見学者という立場ですが、職場の雰囲気も感じられます。また、知りたいことがあれば、採用担当者に尋ねて説明をじっくりと聞くこともできます。本当に自分に合った会社に入社し、長く働きたいと考えている人は、工場見学の機会を利用して積極的に質問するとよいと思います。

インタビュー作業風景

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