社員インタビュー自動車の重要部品を自分の手でつくりあげる達成感
自動車部品 / 技能職鈴木 実月
私が担当している製造ラインの仕事は、「もっとこうすれば良いのでは?」という
作業中の気づきを出発点に改善を進められる面白さがあります。
入社の理由工場の広さと製造ラインの大きさを
見て入社を決意
私は第一工業の企業見学に参加し、入社を決めました。
見学したのは私が勤務する豊岡工場だけでは無く、ネジ製品をつくる新平山工場と、学校家具をつくる本社工場で、予想以上の広さと生産ラインの大きさに驚きました。私は手先を動かすことが好きで、ものづくりに興味があったのですが、これだけ多くの設備が整っていれば、何かしらの形で、好きなものづくりに参加できると考えて、働くことを決意しました。
現在の仕事内容ロボット溶接と手作業の組み立て。
異なる業務を担当
本社での研修を経て、自動車部品をつくる豊岡工場に配属されました。私にとっては何もかもが初めてでしたが、職場の上司や歳の近い先輩から仕事を丁寧に教えてもらいました。まずは先輩の溶接作業を見て学ぶことから始まり、次に先輩の真似をしながら自分でも手を動かし、段々と1人で作業ができるようになっていきました。
現在、私は1日のうち午前と午後に違う作業を担当しています。午前にはロボットを使って金属部品を溶接する作業、午後には細かな部品を手作業で組み立てる部組み作業を行っています。お昼をはさんで作業内容が変わると気分も新しくなりますし、2つの仕事のスキルを同時に伸ばしていけるので充実しています。
溶接の作業では、たくさんの部品を決められた手順通りにセットし、溶接ロボットを起動させます。私が担当しているのは自動車のブレーキやクラッチに使われる重要な製品です。この製品には溶着強度が求められるため、1つの部品について10箇所以上溶接することもあり、2台の溶接ロボットを効率よく動かしていきます。
部組み作業は私の好きな手作業が多く、手先の器用さを活かせる仕事です。今は自動車のブレーキやクラッチなどの足回り製品を担当しています。プラスチックやゴム製の部品など、たくさんの種類の部品を組み付けたり、ボルトやナットを取り付けたりする作業がメインです。
仕事の魅力入社1年目から改善を提案できます
私の現在の仕事は、自分なりの工夫で効率性を追求できるやりがいがあります。例えば、溶接の作業では動き出したロボットが溶接を終えるまでに少し時間があり、その時間を利用して材料を補充しておくなど、生産効率を上げるための小さな改善の余地がたくさんあります。
ほかにも、製品を仮置き台から取るときに、台が動いてしまい作業しにく かったため、台を固定することで作業性を向上させたことや、材料を箱から箱へ移し替える作業を省いて箱ごと入れ替えるようにして、ムダな作業時間を削減しました。
1つの製品が完成する時間を短くすることだけを考えるのでは無く、誰が作業しても同じものが同じ様に出来上がるためにどうしたら良いかを考えるようにしています。
このような改善案は提案書にまとめて提出します。提案書のつくり方は部署に配属される前の研修で教えてもらえます。もちろん、配属後にも提案書のまとめ方について先輩からアドバイスをもらえますので、新入社員でも自分が気づいた問題の改善策をどんどん提案できます。
働きやすさ・目標仕事後のスポーツや趣味で毎日が充実
忙しい時期でなければ午後5時には退勤し、5時半前には家に帰れます。そのため、平日でも仕事の後に時間の余裕があり、バレーボールの練習などを楽しんでいます。第一工業はプライベートを大切にしたい人にお勧めできる会社だと思います。また、仕事で社員同士が助け合ったり、後輩に優しく教えたりする雰囲気があるので、居心地がいいですね。
これからは、もっとたくさんの製造ラインで作業ができるように仕事の幅を広げて、スキルを高めながら第一工業で長く働いていきたいと思います。