学校家具FURNITURE
学校家具で快適な学習環境づくりをサポートしています
全国の小中学校で使われているSSデスク・チェアは、堅牢な構造と安全性で評価いただき、高いシェアを誇る第一工業のロングセラー製品です。机イス以外にも教卓や配膳台、スツール、理科や調理の実習台などを開発・製造し、北海道から沖縄まで各地の学校や公共施設に納入しています。
高品質と生産性を追求した一貫体制
私たちは普通教室向け高さ調節式机イスをはじめとした学校家具を企画し、設計から性能検証・評価、生産、販売、納品までを一貫して行っています。
さらにプレス加工、溶接、塗装、組立、梱包を一連で行う自社工場を持っています。多様な製品の品質を保ちながら効率よく生産するため、様々な設備を柔軟に運用することはもちろん、協力メーカーとも連携しながら、より良い製品の実現を日々目指しています。
第一工業には他に、ネジ製品や自動車部品を開発・製造する部署があり、それぞれ異なるノウハウを持っています。自動車部品を加工するためのプレス・溶接技術や、高品質かつ低コストなボルトなどが利用できるメリットを活かし、魅力的な製品の開発や生産を行っています。
第一工業だから実現したモノコック構造
板金フレームで構成する一体ものコック構造が、高さ調節式机SSデスクKS-0150最大の特長です。この特長的な構造により、学校家具としてトップクラスの強度と長寿命を実現しています。また、他の高さ調節式机イスと比べて軽くなるメリットもあります。
このモノコック構造の机は自動車部品部門の技術を応用して生まれ、机イスのパーツの一部は自動車部品部門で鉄板をプレス加工しています。
安全かつ高品質な製品を作るため、各部品の検査や、製造の各工程で行う検査のほか、完成した製品の外観や動作をチェックする最終検査を行っています。開発段階で行う製品性能検査も社内設備で行い、随時検証できる体制が整っています。
お客様から使い勝手やデザイン性を高める設計変更のご希望があっても、5年後、10年後の安全性に影響がないかを技術者と営業担当が共に検討し、安心してお使いいただける製品をお客様にご提案しています。
教育現場の声を製品に反映ユーザー直結型の企画・開発
私たちの強みはお客様のニーズを製品に反映させるユーザー直結型の企画・開発です。
実際にお使いになる教職員や児童生徒はもちろん、学校家具を選定される自治体や教育委員会、そして販売店のご要望を営業担当がヒアリングし、開発部門と共有しています。
近年、地域で育った木を利用した材料で机イスをつくる地場産材活用への注目が高まっています。
素材として用いるのは、人工林の良好な生育のために伐採された間伐材。その間伐材を机の甲板やイスの背座に使った家具を学校に導入することで、児童生徒が地域や地産地消について理解を深めるきっかけにもなると、お問合せが増えています。
これからも教育現場の声が私たちの指針です
教育環境が大きく変化する今、私たちにも家具だけではない「より良い何か」を提案する企画開発力が求められています。
児童生徒のパソコンやタブレット型端末使用があたり前になり、教科書と情報機器を併用するため、甲板面がより広い机のニーズが高まりました。しかし、さらに先には違う授業形態や学習環境があるのかもしれず、逆にコンパクトな机が必要になるかもしれません。
教育環境の変化は全国的に起きることもあれば、自治体や教育委員会の方針によって起こることもあり、地域の特性に合わせて多様化していく可能性もあります。
私たちが実現していくのは、教育現場のご希望に寄り添った製品の提案開発です。教育現場の声に耳を傾け、これからもユーザー直結型の開発力や、柔軟な生産体制を活かし、教育環境の変化に対応していきます。