ネジFASTENER
モノとモノをつなぐ。最適な締結をご提案します
モノとモノをつなぐ。私たちはお客様のご要望にお応えする最適な締結をご提案します。
その提案力の背景には、材料から締結体まで分析／評価できる技術力、ボルトもナットも開発・設計・製造できる開発製造力、200社の協力メーカーを持つ調達力があります。ネジという小さな部品を通して、私たちはあらゆる産業の発展に貢献します。
締結に対するご要望を形にします
私たちには、ネジの開発力があります。お客様の求める「締結」を形にするため、材料選定に始まり、製品機能の評価までを自社内で行います。たとえば、材料メーカーと連携して解析を行い最適な材料を選択する。たとえば、お客様と協働して求める製品の性能評価を行う。当社の持つ解析設備や評価設備を駆使し、最適な締結を目指して、開発・設計・製造・評価を行います。お客様の製品開発段階から伴走して、求められる性能を確保します。
また、当社では、規格品のご提供に限らず、お客様の困りごとを解決する製品群を開発・提供します。
たとえば、軽量化の流れで増えている樹脂製部品を締結する樹脂専用ネジを開発。高いトルクで締付けると樹脂を壊したりナットが共回りしたりしてしまうという現象を解決できる樹脂専用ナットです。これは、お客様の「共回りしないナットが欲しい」というご要望にお応えして新製品を開発した事例です。
ボルトもナットも製造する専門集団
第一工業では、ボルトもナットも製造しています。同じ「ネジ」ですが、ボルトとナットは製造工程も製造設備も材料も違います。当社には、両方の加工設備と加工ノウハウがあります。ネジの製造をはじめて60年。ボルトもナットも製造する専門集団として、蓄積したノウハウを活かし、お客様が必要とするボルト・ナット類をご提供します。
また、当社ならではの強みとして、約200社に上る協力会社ネットワークがあります。それぞれの協力会社には得意分野があり、秀でた技術を持っています。当社はお客様のご要望に合わせて最適な技術を持つ協力会社を選び、その専門性を活かして高品質な製品をご提供します。
評価試験も金型製作も自社で行う一貫体制
設計・開発から製造までを手掛ける第一工業は、開発したネジの評価試験やネジ製造に用いる金型の設計・製作も社内で行う体制を整えています。
開発したネジが要求性能を満たすことを確かめるために、当社はさまざまな試験評価を行っています。
トルク試験、ゆるみ試験、引張試験、FEM解析などの評価設備も多数保有。材料分析から製品単体、製品を組付けた締結物まで、幅広く試験評価を行い、結果をご提示できます。これにより、お客様には当社製品が性能要件を満たしていることをご確認いただけます。
一方、金型設計・製作の内製化はコスト低減につながり、お客様に大きなメリットをもたらしています。内製化はリードタイムの短縮にも効果があります。ネジを大量生産するためには、トライアル生産の段階で金型の修正が不可欠です。ところが、金型の設計・製造を外部に委託している場合、修正のためのやり取りに時間を要してしまいます。その点、当社は自社内で金型を迅速に修正できるため、短納期を実現できます。
技術を受け継ぐネジの専門集団
私たちの製造現場には豊富な経験と知識を持つ社員が多数在籍しています。その熟練社員たちが若手にしっかりと技術を伝承することで、チーム全体のレベルを向上させ、ネジの専門集団をつくりあげています。
ネジの製造は、圧造加工に代表されるように機械設備で大量生産します。このように自動化された工程でも、熟練社員がもつ技術は大きな価値があります。製品を狙い通りの精度で加工し、歩留まりよく生産するために、経験に基づく生産設備の微調整が重要です。また、切削加工では、角度ひとつで刃具の寿命が延び、コスト低減につながります。
これらの技術を、熟練社員から若手社員に伝えることで、製造現場の総合力を高めています。
多岐にわたって締結部品の提案ができるファスナーメーカーを目指す
私たちは、ボルトもナットも製造できる締結部品の専門集団としての技術と知識に磨きをかけ、多岐にわたって最適な締結部品の提案ができるファスナーメーカーを目指します。鉄に限らず、非鉄金属、樹脂、繊維、バイオプラスチック、等々。さまざまな素材、製品、条件など、幅広い締結の要求に、最適な製品をご提案できる専門集団になるために、これまでに培ってきた締結技術に磨きをかけ、協力メーカーとのコラボレーションを進めます。持続可能な社会の構築に「軽量化」は重要なキーワードです。今後ますます進むであろう素材の非鉄化による軽量化。そのときに必要な「締結」に対して、お客様に最適な製品提案ができるファスナーメーカーを目指して。私たちは、締結部品の専門集団として挑戦を続けます。
