仕事を知る
第一工業は3事業部制を採用しています。
各事業部には「ネジ」「学校家具」「自動車部品」を生産するために数多くの設備が揃い、
大勢のスタッフが活躍しています。
当社には、地域のモノづくりを支え、新たな価値を創造するさまざまな仕事があります
FASTENERネジ
モノとモノをつなぐ。奥深いネジの世界にようこそ
ネジはあらゆる産業で、モノとモノを「つなぐ」役割を果たしています。小さな部品ですが、「つなぐ=締結」に対して求められる性能や機能は、多岐にわたります。お客様の幅広いご要望を満たす製品を提供できることが、第一工業の強みです。鋲螺事業部では、主要自動車メーカーをはじめとする大手企業やそのサプライヤー、その他さまざまな業界のお客様とお取り引きがあり、ネジを通して日本のものづくり産業を力強く支えています。
ネジ営業
国内の主要な二輪・四輪メーカーや、そのサプライヤー企業などのお客様に対し、ネジ製品を販売する営業が基本です。
お客様のニーズに合ったより良い製品の紹介や提案を行い、お客様に喜ばれることを目指します。お客様からは価格のご相談だけでなく、製品の機能や品質、納期など多くのご要望があります。必要に応じて他部門のメンバーと情報を共有しながら、事業部一丸となってお客様のご要望に応えています。
ネジ購買
お客様のご要望に対して最適なネジ製品を提案するためには、200社におよぶ協力企業の存在が必要不可欠。その窓口として最適な製品を調達します。
取り扱う製品全てを自社の工場で製造するわけではありません。お客様からいただく何万通りもの要求に対し、各協力企業の専門性を考慮して依頼する企業を選定します。お客様からのご要望に対して、自社内の加工技術や材料についての知識を踏まえた上で、協力企業と製品について検討します。価格の交渉だけでなく、品質や工程も確認して、最適な製品を調達します。
ネジ生産管理
お客様から依頼された製品の「納期遵守」を徹底します。
モノづくりの現場では、お客様から指定された日・時間に、必要な数の製品を供給することが必須です。お客様から要望された納期に対して間違いなく製品をお届けするために、自社工場での生産計画を作り、進度管理します。自社倉庫に常に適正な在庫を保有し、何万もあるネジ製品を計画的に流動させる仕事です。
ネジ製品開発
お客様のご要望を受けて、最適なネジ製品を開発・設計します。そのために素材から完成品まで幅広く試験・評価できる設備を保有して実験・解析を行い、製品開発や性能向上を進めています。
目指す性能のネジ製品を開発するために、R&Dセンターには引張試験をはじめ様々な評価試験設備がそろっています。これらの評価設備を活用して、お客様のご要望を満たす最適な製品を開発します。
ネジ生産技術
開発された製品を生産するために、工程設計・金型設計を行います。
常温のままの金属を圧力だけで成形する冷間圧造加工では、金型設計が製品の精度を確保するための重要なカギになります。製品の品質確保はもちろんのこと、工程設計による製造コストへの影響も考慮します。冷間圧造加工に限らず、さまざまな技術や加工工程を用いて、ネジ製品を生産するための最適な工程設計を行うことも重要な仕事です。
ネジ製造
ねじ造りの伝統を継承して、確かな品質のネジを生産します。
ネジの製造では、圧造・切削・転造・溶接などさまざまな設備を使用します。担当者として、それぞれの設備を使用して要求寸法通りの加工ができる技術を得るには、多くの時間と経験が必要です。
当社では、製造工程を熟知した先輩社員が技術を後輩社員に伝え、確かな品質のねじを製造しています。そのような経験の積み重ねが、ねじ造りの伝統となり、当社の技術として蓄積されています。
ネジ品質管理
お客様の要求品質を確保し、その品質を安定的に維持するため、品質保証体制を構築・管理します。
品質不良を未然に防ぐため、製品の開発段階から設計・製造部門と連携します。要求品質を安定して確保するために、製品検査や工程管理を行います。必要があれば、自社工場や協力会社の工程や管理を検証し、改善するよう指導して、品質保証体制を管理しています。
FURNITURE学校家具
子どもたちが安心して学べる環境をつくる
全国トップクラスのシェアを持つ自社ブランドSSデスク・チェアを開発・製造する家具事業は、安心・安全に学習できる環境づくりのお手伝いをしています。デザインやインテリアへの関心をきっかけに当社を選んだ社員も在籍しています。
学校家具営業
SSデスク・チェアを自社ブランドとして、販売店を通じて全国各地の学校へ販売活動を行います。
時代の変化や教育の取組みに合わせ、教育現場では新しい学校家具が求められています。時代の流れと共に営業手法の幅も広がり、客先へ出向く商談だけでなく、インターネットを活用した販売促進にも力を入れています。
学校家具購買・生産管理
生産に対し必要な資材を調達したり、新たな素材や加工方法を探します。
取り扱う資材は金属や木材、プラスチックなどの部品から塗料、ネジなど多岐にわたります。家具事業以外の他事業部から資材調達することもあります。また、自社工場で使用する資材だけでなく、協力工場が必要とする材料も手配します。
学校家具製造・生産技術
自社工場で、部材加工から組立てまで一貫して造り上げます。
机やイスのフレームを金属プレスや溶接、塗装工程を経てつくります。その後、天板・座板などの木材やプラスチック部品を組み付け、梱包し、完成させます。自社ブランドとしての誇りを持ち、一人ひとりが徹底した品質管理を行い、子供たちの日々の学びのために、安全第一で製品を造り上げています。
学校家具設計・品質管理
子どもたちが安心して使える学校家具をつくるための設計管理を行っています。
教育環境の変化に対応した製品を提案するために、形状デザインはもちろん新たな素材探しも行います。製品立上げでは、解析シミュレーションや試作品による性能試験などの検証を重ね、求められる品質の作りこみを行っています。
MOTOR PARTS自動車部品
小さなひとつのアイディアが、自動車産業を支える
私たちが生産した自動車部品は、二輪・四輪の完成車メーカーやシートメーカーに納められ、私たちにとって身近な車やバイクに使われています。
新卒社員は職種ごとに必要な知識・技術を学びながら、またキャリア採用の社員は自動車業界での経験を持つ即戦力として、管理者や技術者として活躍できます。
自動車部品製造
「安全第一」を大前提として、安定した品質と生産効率を向上させることが私たちの仕事です。
金属プレス工場では、順送型プレス機械やタンデムプレス機械と言われる大きなプレス機械を操作します。そのために、玉掛け技能やクレーン操作の特別教育を受けて資格を取得します。
溶接工場では、溶接の基本を学び、CO2溶接や抵抗溶接のロボットを操作します。1秒でも効率良くロボットを稼働させる事が求められます。
また、大きな機械を使うだけでは無く、手先の器用さや繊細さを必要とする仕事もあります。
自動車部品保全
生産設備が計画通りに稼働できるように、日々の保守・点検に努めます。
生産設備のトラブルを未然に防ぐために、計画的に設備を停止して点検や修繕を行います。そのほか、「作業しにくい」「ロボットが遅い」などの製造スタッフからの改善要望にも応えます。電気や制御の知識を深めることで仕事の幅を広げています。
自動車部品営業
自動車メーカーと直接の取り引きを行います。
車のモデルチェンジによって必要となる部品の仕様や金額について交渉するのが主な仕事です。入社して直ぐに営業に配属された人ばかりでは無く、生産技術などの経験を積んだ理系の人財も活躍しています。技術の知識や経験を活かし、部品の強度向上やコスト低減などについて提案できる力が お客様に評価されています。
自動車部品購買
協力企業とのお取引窓口となり、材料や加工品を多角的に評価して、最適な資材を調達が調達します。
仕入れる加工品や材料の金額交渉だけで無く、品質要求を満たす形状や寸法についても協力企業の得意分野を考慮して仕入先企業を選定します。摩擦を恐れず積極的なコミュニケーションが大切です。
自動車部品生産管理
お客様の生産計画を確実に実現させるため、当社工場の「生産計画」と「物流」を管理します。
生産活動に必要な材料や加工品の納入計画を作成します。そのほか、生産計画に応じて必要とされる人数を算出することも重要な仕事の一つです。アンテナを高くして必要な情報を集め、お客様の生産に変動があれば、臨機応変に対応します。
自動車部品品質管理
お客様が安全で安心な自動車を生産するため、当社製品の品質を守る仕事です。
お客様の品質要件を満たすため、材料の調達先から生産・納品までの一連の流れの中で徹底して検証を実施します。問題点や課題点があれば対策案を提案・実施して、未然にトラブルを防ぎます。万が一、不適合な製品が工場内やお客様の工場で発生した際には、関係各署からのヒアリングや検証を行い、原因究明と再発防止のための恒久的な解決策を考えます。
自動車部品生産技術
大型プレス機と溶接ロボットを駆使して、金属材料を無限の形に変えます。
プレス工場では、図面通りの製品を効率的に生産するため、シミュレーション解析や試作製作を繰り返しながら、金型の形状や工程数を決定します。
溶接工場では、溶接ロボットやそれに付随する設備や装置をすえ付けて、生産ラインを製作します。作業する人の安全確保や作業負荷の軽減を念頭に、品質維持や生産性向上など、様々な視点から最適な生産ラインを築きあげます。自動車メーカーであるお客様と一緒に、品質のつくり込みとコスト低減を目指します。
ADMINISTRATION管理本部
堅実で安定した経営のため、会社全体をバックアップ
総務
社員一人ひとりが朗らかに働ける職場環境をつくります。
デスクワークが中心と思われがちですが、社内・社外を問わず多くの企業や人と関わり、コミュニケーションを取るために歩き回ることも少なくありません。一人ひとりの社員が、働く意欲と兼ね備えた能力を最大限に発揮できるように労働環境を整えます。
財務
健全な経営のために、“お金”の動きを管理します。
生産活動をはじめとした様々な業務を円滑に進めるため、買掛金や売掛金などの処理を管理します。経営判断のための会計資料の作成 や対外的に公開する財務諸表の作成も重要な仕事のひとつです。また、将来的に必要な資金調達のため、金融機関からの情報収集や市場動向などをふまえて、資産運用の計画作成や運用決定の判断をします。
システム推進
業務のさらなる効率化のため、社内システムエンジニアとしてITシステムの構築・保守を行います。
当社には全社共通のシステムが整備されていますが、各事業では業務の特徴に応じてシステムに改良を加える必要があります。そこで、システム推進部が現場密着で各事業の状況や要望を把握し、最適な利用環境を整えることで全社の事業活動を支えます。